2019-01-01から1年間の記事一覧

訪問介護 ヘルパー退職理由

施設でも訪問でも介護業界での人手不足はもはや一般常識化していることであり、一方で他の業界どこでも人手不足だから今や声を上げてもどうにもならないという状況である。そんな中でヘルパーに辞められたら大変な事で仕事が回らなくなる。しかし、実際には…

訪問介護 究極の移乗

移乗は介護の基本である。ご利用者を別の場所に移すことであり、移した先では、立っていられないわけで、椅子とかベッドに座っていただく。イコール乗るということから、移乗になる。施設のヘルパーや病院での看護師は、その場に何人かのスタッフがいるわけ…

訪問介護中の交通事故

訪問介護は、あちこちのお宅を巡回訪問する仕事の形態だから、移動を伴い、移動手段は自転車、原付バイク、軽自動車などである。車は軽自動車より大きい車を使うと維持費の点で経費の負担が大きくなるし、狭い道、訪問先の狭い駐車場等には向かない。私も軽…

訪問介護におけるお礼の品

訪問介護においては公費を使って仕事をしている関係から、ご利用者からの贈答品等を受けることは不適切行為である。介護保険法上は、サービス事業者が便宜を図ってもらうため、ケアマネジャーへ金品その他の謝礼を贈ることは不可、とのみある。この精神に則…

訪問介護 信じられない出来事

歩行困難で外出は車椅子を使用するご利用者。買い物代行、通院介助など私自らやっている。もう5、6年の付き合いになるだろうか。82歳、ご利用者としては標準のご年齢だが、昔、階段から転倒したのが原因なのか、左側頚椎に損傷が残り左手足が思うように動か…

訪問介護における同行研修

介護業界は、資格社会ということは以前書いたが、もう一つ、研修社会である。従業者の研修が重視される。人様の身を預かるわけだから誤りのないよう業務遂行できるよう人材をきちんと教育する必要がある。およそどんな仕事でもそうだが、始める前は誰でも素…

訪問介護、在宅介護の専門性

ご利用者が半年くらいの入院、リハビリの後帰宅された。寝たきりに近い状態になってしまったのは残念だが、これから再度、訪問が始まるにあたり、さて、何をどう支援するのか考えてみると難しい。ケアマネに提案しなければいけないし。娘さんはお元気で、い…

訪問介護とショートステイ

在宅介護の場合、ご本人の状況にもよるが、同居のご家族が大変なことは言うまでもない。社会問題化しているだけでなく、事件になるケースもあるほどだ。だから、ご家族の負担を減らすため、ご本人がショートステイに行くことが多い。デイサービスはまだ軽い…

訪問介護とボランティア

介護人材も不足し、介護の予算もなく、今後どうなって行くのか不安である。そこで以前から言われている、ボランティアとはどういう立ち位置にあるのか考えてみた。東京オリンピックへ向けてのボランティアは応募を上回るとのニュースがある。まあ明るいイベ…

訪問介護に初期認知症対応

認知症は、高齢者特有の社会問題化した典型的疾患(個人的には病気というより脳の老化とみている)とみられ、介護の世界でも研修等重要視され、ご家族も大変な状況になることは間違いない。しかし、認知症といっても様々な形態があること、進行度やステージも…

訪問介護における緊急対応

今朝は、8:00前頃か、駅から事務所へ向かっている時携帯が鳴った。独居のご利用者だ。脚を痛めて装具をつけているが口は達者でクリア、典型的な元サラリーマン管理職か。用件は整形外科を連れて行って欲しいと。話を聞くと、夕べトイレへ行く時、室内で転ん…

訪問介護と資格

訪問介護業界は、他の事業者との連絡はメールよりFAXが主流である。誤送信での個人情報漏洩防止の為、名前などを消して送ったりしている。だからFAX送受信機器は必須だが広告FAXも多い。この時期多いのが資格試験の講習案内、試験直前対策など。考えて見れば…

訪問介護中のご利用者との会話

先日、80代半ばの女性ご利用者を通院送迎している時、その人の息子さんの話が出た。息子さんは50歳過ぎであろうか、日頃出張やら夜の付き合いやら忙しいとの話は聞いていた。その息子さんが最近心臓の検査で再検査となり、結果即刻、血管にステントを入れ、…

訪問介護とキャンセル

訪問介護では常勤と登録制非常勤ヘルパーとの間で考え方の違いが出るのは賃金である。現在世間で問題となったいる正規と非正規の間の同一労働での賃金格差とは少し趣きが違う。例えば、昨日の話はこうだ。ヘルパーより、「ご利用者の突然の当日キャンセルの…

訪問介護計画書の作成

訪問介護計画書というのを作らなければいけない。しかし、一向に作業が進まない。溜まっている未作業分は新規のご利用者分ではなく、むしろ既存のご利用者のケアプランの見直しとか、目標設定の見直し、保険期間の更新等の都度作成しなければいけないもので…

訪問介護 巡回中の空き時間

ヘルパーが訪問するお宅は一日に何軒もあるが、訪問時刻はどうやって決まるのかいうことであるが、これもご利用者のそれぞれである。だいたい朝と夕方に集中する傾向は間違いない。介護度が重いご利用者ほど朝の排泄、食事、服薬、夕方の入浴、食事、服薬、…

訪問介護における規則

そもそも介護保険制度が出来てまだ20年程度しか経っていない。制度導入にあたって営利法人も参入が認められたわけだが、そのあたりの経緯はさておき、訪問介護も介護施設もビジネスとして運営されて良いわけである。勿論、介護保険を使う場合を想定している…

訪問介護と天候

介護業界の中では訪問介護ほど天候が気になる職種は無いと思う。自転車で巡回するか車で巡回するかで全く異なるが、都市ではまだまだ自転車が主流だ。 車の場合、駐車スペースの問題がある。現在、介護を受ける世代は車世代だから大体車庫があるとも言えるが…

訪問介護における福祉用具と住宅改修

高齢者にとっては在宅での生活が一番のようだ。長年住み慣れた家にずっと住んでいたいと思うのは当然かもしれない。しかし、若い頃に購入あるいは建築した家は老後の生活を想定していないから、いろいろ不自由が出てくる。簡単な例は階段である。二階へ上が…

訪問介護、10年前の広告が今頃

今日、一本の電話がかかってきた。一般の人から介護の依頼である。聞いて驚いた。チラシを見たという。訪問介護が営利法人にも認められている以上営業成績は重要であり、ご利用者の獲得がなんと言っても第一である。創業当時は介護に関しては全く縁のない土…

訪問介護、ご利用者の状態変化

ご利用者は、長い期間訪問していると変化してくるのはやむを得ない。何の問題もなく定期に訪問し、何年も経ち、いつも会議では「お元気ですね。自転車だけは注意して下さい。」などと話しながら解決すべき課題もない。ところが、ちょっとしたキッカケで、身…

訪問介護 ご利用者の超高齢化

10年前にこの仕事を始めた時に比べて、さらに高齢化、長寿化が進んだように思う。10年前は90歳を超えてる人は稀で職場でも話題になっていた。また90歳超の人は、ほとんど寝たきり、会話も通じないような方々だったが、今の事業所でのご利用者は90歳半ばでも…

訪問介護 スケジュールミス

ヘルパーが時々訪問ミスをすることが避けられないが、これはこちらのシフト作成の誤り、連絡ミスによることが多い。だいたい大きなミスも小さなミスも故意でないわけだから、いろいろな要因が重なって起こる。しかし今回は自分が自分の責任で大事な会議を失…

二世帯住宅への訪問介護

二世帯住宅というのが増えてきた。10年くらい前からの傾向であろうか。二世帯というのは全くの他人二世帯が物理的に一つの建物に住んでいる二世帯だけ入るアパートのようなものでなく、親子の二世帯が一緒に住む家だ。多くは3世代二世帯住宅ということになろ…

訪問介護、またヘルパーが休んだ!

ヘルパーが休むのは全然問題ない。働く人の権利だし自分の予定、突発の出来事など仕方ない話である。しかもヘルパーは定額給与でないから人件費が発生しない。管理者と対等な関係だ。対等どころか管理者がヘルパーに頭を下げる立場である。しかし一度に二人…

訪問介護—介護離職から介護就職へ

長年勤めた会社を辞め、10年前介護事業所へ入社した。介護離職から介護就職だ。働くのであれば何も以前の会社を辞める必要はなかったのではと思われがちだが、目的が親の介護技術を習得することにもあるわけだから仕方ない。それに訪問介護は時間の融通がき…

訪問介護における排泄介助

介護のうち、重要なのが排泄介助であり、専門技術と個別のご利用者ごとにケアの仕方が異なることから、経験を要する。自分の介護人生のスタートは親の介護であるが仕事として行った最初のケアがオムツ交換であった。 親の介護に役立つようにとヘルパー資格を…

訪問介護における最悪のケアマネ

ケアマネジャーという職種は介護保険制度においては一番重要な役割を担っており、ご利用者の健康状態の把握、より良いケアプランの策定、各事業所への手配、依頼、ご利用者の使えるサービスの金額管理等多岐に及ぶ。 各事業者が連携して介護を進める上でのキ…

訪問介護における調理

調理は生活援助の一環として位置付けられている。生活援助は同居のご家族がいる場合は、介護保険の対象にならない。だいたいが独居のご利用者である。 調理というのは家庭の主婦の仕事としては一番生産的かつ創造的仕事であるが、料理と調理とは異なる。料理…

訪問介護のご利用者と介護施設巡り

ご家族とご利用者に入っていただく施設を見て回る案内をする仕事がある。不動産屋さんみたいであるが、我々は見学先の施設のことは全く知らないので、ただお連れするだけである。ご利用者とご家族は施設で説明を聞き、見学して帰る。 あるご利用者親子の話。…