訪問介護 ヘルパー退職理由

施設でも訪問でも介護業界での人手不足はもはや一般常識化していることであり、一方で他の業界どこでも人手不足だから今や声を上げてもどうにもならないという状況である。


そんな中でヘルパーに辞められたら大変な事で仕事が回らなくなる。しかし、実際には過去何人ものヘルパーが辞め、また新たなヘルパーが入って来ている。どんどん減っているというわけではない。創業当初からずっとやっていただいている人も勿論いる。


ヘルパーが辞める理由をいろいろ考えてみた。創業時から5年くらい勤めた人は上位資格を取り、施設介護へ移っていった。ご利用者の受けも良く、土日、年末年始に関係なく訪問してくれた人だったが、自分なりにステップアップの目標があったのであろう。長年お世話した人が在宅で生活できなくなったのを契機に辞めた。きちんと整理をつけて行った。



シルバー人材センターで仕事していたが、ヘルパー資格もあったので、訪問介護もやってみたいという人もいた。しかし、あるご利用者を訪問している時、そのご利用者から仕事ぶりを監視されていると言い出し、結局自分には介護は合わないと言って辞めた。ご利用者は何もやることがなく、ただ理由なく座っているだけだと思われるが、視線が気になったようだ。


その他、思ったより通勤が遠いとか、元々体調が悪かったが復帰できるかやってみたもののやはりダメだった、とか、異例なケースでは外国籍だが訪問介護が資格外活動と判明して雇用契約解消に至ったケースもあった。


賃金、待遇が悪いとか、事業所内での人間関係のトラブル等のケースは幸いにもない。