訪問介護計画書の作成

訪問介護計画書というのを作らなければいけない。しかし、一向に作業が進まない。溜まっている未作業分は新規のご利用者分ではなく、むしろ既存のご利用者のケアプランの見直しとか、目標設定の見直し、保険期間の更新等の都度作成しなければいけないものである。

こういうのは結構頻繁にありケアマネからFAXやら郵送でどんどん送られてくる。もちろん送られて来る前提として担当者会議というのが開催されており、その結果の議事録もついている。本紙、別表、議事録など合わせると10枚くらいのペーパーになることもある。

当方では、サービスの初回に作った訪問介護計画書のデータを取り出し、それに今回の変更点を追加訂正して作成する。また、重要なポイントは、前回訪問介護計画書を作成して以降のご利用者と当方の計画達成状況をモニタリングしておく必要があり、その結果を今回作成する訪問介護計画書に記載することである。これは決まり事だ。
一方、訪問介護計画書の初回作成については、新たなご利用者へのサービス開始に伴い、ケアマネージャーがケアプランを作成しする。ケアプランには、ご利用者やご家族の状況、望む事、今後の目標などが記載されているとともに、訪問介護だけでなく、デイサービスや訪問看護、訪問入浴、福祉用具の利用などさまざまなスケジュールが記載されている。

当方は訪問介護事業なので、訪問介護関係の部分をチェックし、ご利用者の要望と合っているか確認することになる。ケアプランに書かれていない事は基本的にサービス提供ができない。

各事業者はケアプランの内容を踏まえて、自分の分野についてさらに詳細化した計画書を作成することが義務づけられている。例えば、訪問日、時間帯、サービス内容、サービス上注意すべきこと、などである。訪問介護計画書は、ご利用者に内容を説明し、署名または記名捺印をいただき、一部をご利用者へお渡しする事が義務づけられている。

これを初回のサービスが始まる前に行う事になっているが、実際にはサービス開始前にケアプランが到着してないとか、到着していても訪問介護計画書の作成が間に合わない等の理由により、サービスが先行してしまう事がある。こういうケースは行政からの指摘事項になることがある。

そんなわけで訪問介護計画書というのは介護記録とともに重要書類であり、早く片付けなければと思いつつ溜まってしまう。
昨日は、空き時間を利用してこれらを一気に片付けた。といっても原案をスマホで書いて事務所のPCへ送っただけだが、これにて9割は終了。あとは後は事務所のパソコンでコピペして印刷して終わり。

しかし、今度はご利用者宅へお持ちし説明して署名捺印をいただく仕事が残っている。