訪問介護 ご利用者の超高齢化

10年前にこの仕事を始めた時に比べて、さらに高齢化、長寿化が進んだように思う。10年前は90歳を超えてる人は稀で職場でも話題になっていた。また90歳超の人は、ほとんど寝たきり、会話も通じないような方々だったが、今の事業所でのご利用者は90歳半ばでも心身の状態は良い。


一昨年、100歳まであと数日というご利用者が、ご親族でお祝いをしようとした日に急に肺炎になり入院、そのまま帰れなかった。 ずっと独居。時々訪問してくる息子さんと囲碁をするのが楽しみで5段の腕前を持っていた。たくさんのヘルパー、訪問看護、往診医、入浴事業者なと入れ替わり立ち替わり訪問してきて、忙しい反面、刺激も多かったと思う。囲碁に強いことと関係ありや、たくさん人の名前をすぐ覚えてしまう、穏やかな人柄であった。


このご利用者の健康法は、外出は無理なため、室内を押し車で回る。食事は、何でも召し上がるが、甘酢使った食事、サプリメントの類はおおよそテレビで宣伝しているような物はほとんど飲んでいた。


100歳超が50000人もいる現在、今後は珍しくなくなるだろう。人生100年時代というのも本当かもしれないと思い始めた。