2019-01-01から1年間の記事一覧

訪問介護  ご利用者との別れ

この秋、残念なことに2名のご利用者が亡くなってしまった。どちらも独居。短期間に2人は珍しいことだ。お一人はそこそこ高齢なので以前の持病が悪化、仕方ないかもしれないが、もうお一人は比較的若く、病状もここ何年も安定しており、当日、うちの事業所の…

訪問介護 大手企業の進出

10年も訪問介護事業をやっていると、周辺の事業者も随分変わる。開設要件を充足していれば開業はそれほど難しいものではないが、事業者の規模はピンからキリまである。ところが、初めて介護を希望する人は、どこの事業所が良いのか、皆目分からない。ケアマ…

高齢者の不調についての情報交換

しばらく投稿が中断してしまった。今年の梅雨も低温で雨は降ったような降らなかったような、断続的な小雨の多かった日が続いた。訪問介護の仕事をしていると、気圧が低いと脚の動きが悪いとか、低温になると不調だとかよく耳にする。そういう自分も結構高齢…

訪問介護における介護福祉士という資格

介護の素人から介護福祉士と社会福祉士の違いについて訊かれることがある。専門分野なのでやや詳しく説明すると、介護福祉士も社会福祉士はどちらも国家資格である。介護福祉士➡︎医療、介護系資格に属し、病人の介護を行う一定のレベル(ノウハウ)があると言…

訪問介護 働きすぎるヘルパー

この人手不足のおり、働き過ぎるヘルパーなど貴重な存在で、労働法規に触れない限り頼もしい限りである。しかしながら、実は問題もある。先ず、訪問介護はあくまでご利用者の生活を支援するもので自分のために行っているというのではないということだ。勿論…

訪問介護 ご利用者への話し方

今朝の朝刊のコラムを見ていたら、認知症患者に対する、医療、介護関係者が接する際の言葉遣いについての感想が書いてあった。赤ちゃん言葉で患者、利用者に接するケースが多いというもの。歳とると子供に帰る面があるのも事実だが、長年生きてきた人間の尊…

訪問介護から見た高齢者事故

1.高齢者運転との関係訪問介護のうち、高齢者の運転との関係で問題になるのは、通院の送迎です。事情は以下のとおりです。(1)高齢者は通院の頻度が多くなるが心身の衰えとともに通院そのものが困難になる。(2)往診の体制はあるものの、諸々の検査、緊急時な…

訪問介護 ショートステイ間の往復

送迎のご利用者の中に、2つのショートステイの間を、半月ペースくらいで往復されている人がいる。基本はある市町村の施設だが、時々4、5日間別の市町村の施設へ移ってまた帰ってくる。こういう送迎は介護保険は使えないので、自費のサービスになる。彼はま…

訪問介護 ヘルパーが4名休む

今週はピンチだ。前々から休暇願いのあった2名に加え、1人が急遽お父様の容態の関係で帰省、加えてもう1人お母様が不調。前代未聞の手薄な体制!おまけに今週から新規でサービスを開始する人がいて、ヘルパー同行などもある。週末は頭痛のタネだったが、忘れ…

訪問介護 令和最初の仕事

思いがけない令和のスタートになった。10連休で休むヘルパー、介護事業者もある事からショートステイに入ってしまうご利用者も多い。当事業所の場合ヘルパーはほとんど通常通りにサービス提供している。しかし病院は休みだから通院の仕事はないだろうと思っ…

訪問介護 冤罪のような

今日、あるケアマネージャーから突然電話があった。話しを聞いてみると2社が訪問しているお宅だが、他社のヘルパーさんが今朝訪問したら、ベッド上に排便の汚れがあり、昨夜の当事業所のヘルパーさんの処理不完全ではとの事であった。昨夜訪問した当事業所の…

訪問介護 ショートステイのお迎え

訪問介護の中でよくあるのが、デイサービスとかショートステイのお迎えの準備である。送迎自体は、行き先の施設の車がやってくれるのだが、それまでの準備は訪問介護の仕事である。食事を介助したり、排泄を介助したり、車椅子へ移乗したり、という仕事であ…

訪問介護におけるヘルパーとのトラブル

親しくしている同業の管理者がヘルパーとのトラブルに悩んでいる。契約更新したくないようだ。自分の場合、ヘルパーとの間でどんなトラブルがあったか過去を振り返ってみた。結構忘れている。組織の上からのトラブルは受けた側は絶対忘れない。自分もサラリ…

訪問介護 順調なスケジュール調整

珍しく極めて順調にスケジュール調整が進んだ。ある、怪我のためしばらく生活援助していたご利用者から、ほぼ回復したのでもう来なくて良いとの連絡があった。回復したのは本人にとっても我々支援する側にとっても良いことであり、「それは良かったです。そ…

訪問介護と桜

の季節になると、介護業界に入った10年前を思い出す。それまで、都会のビルの中で一日中仕事をしていて、桜など見る機会がなかった。週末は花見もできるが、必ずしも満開とか、晴天とかと一致するわけでない。それが、4月に介護業界に入った年は、車で郊外の…

在宅介護の中の訪問介護

在宅介護と訪問介護は同じように思える。しかし少し異なり、在宅介護は、家で介護すること、家族が介護したり、訪問介護を受けたり、デイサービスに行ったり、ショートステイに行ったりと、介護施設に生活の場を全て移してしまうわけではない。従って、訪問…

訪問介護 ヘルパー変えてくれ。

訪問介護特有な問題として、ご利用者から今のヘルパーさんを別な人に変えて欲しいと言われた時は、本当に悩む。ご家族、本人が直接言ってくる場合とケアマネ経由で間接に言ってくる事もある。尤も、ご利用者がケアマネを変えてくれ、と市の出先機関に申し出…

訪問介護 退院後のリハビリ

長期に入院されたご利用者がご自宅に戻った後のケアは重要である。入院期間や疾患の状態にもよるが、例えば、つい、最近まで自転車にも乗っており、耳は遠いものの判断力はそこそこしっかりされている超ご高齢の男性がちょっとしたことから、首の頸椎を痛め…

訪問介護 ご利用者へのお見舞い

訪問介護は、ご利用者がご自宅に居る間にサービスを提供するもので、ご利用者が入院したらサービスは停止する。退院したらまた再開する。入院中のご利用者へのお見舞いは義務はないが、事業者とご利用者との関わり具合、ご利用者の状態、ヘルパーとご利用者…

訪問介護、デイサービスの送り出し

主に独居の人または、ご家族が仕事に出てしまい、デイサービスへの送り出しやお迎えが出来ない場合に行うサービスである。独居かつ認知症等ある場合、結構大変である。街でよく見かけるデイサービス送迎車が、朝決まった時間にお迎えに来る。ご本人が起床し…

訪問介護 誰にも相談できない事

サラリーマン時代は何か困った事があった場合、もちろん自分で解決策を考えるにしても最終的には上司に相談する、一番トップは誰に相談するのだろうと考えてみたら、相談役という肩書きの人間がいるようだ。独立した小規模事業所の管理をしていると、難問が…

訪問介護保険請求

国民健康保険連合会(以下国保連という)宛の保険請求は重要な業務である。毎月10日までに請求事務を行わなければいけない。この保険請求を行わないとどうなるのか。単純に言えば、前月行ったサービスに対する介護報酬が事業所に入ってこないのである。ご利用…

訪問介護とヘルパーの運動

知人の男性ヘルパー(というより今は事業所を経営)は、30代後半だろうか、私もだいぶ世話になったり世話したりの関係だが、なかなかのスポーツマンである。球技系ではなく、走る、泳ぐ、自転車と所謂トライアスロンを趣味としている。性格も明るく楽天的、利…

訪問介護におけるサービス内容の軽微な変更

厚生省令第三十八号指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準の第31条の十五において「介護支援専門員は、次に掲げる場合においては、サービス担当者会議の開催により、居宅サービス計画の変更の必要性について、担当者から、専門的な見地からの…

訪問介護における長時間会議

昨日は17:30から始まった会議が19:00頃までかかり、さすがに疲労度は極限である。しかも、会議後、もう一件訪問が残っている。 会議は、社内の会議でなく、ご利用者に関する問題点と対策。神経系疾患のため、在宅ご希望で、訪問看護、リハビリ、訪問介護、往…

訪問介護 月末の事務

月末最終日は一ヶ月のサービス実績をケアマネさんに報告する必要があるため、書類(実績票)の作成と発送に追われる。作業の仕方は事業所によってだいぶ違うと思うが我々の手順は以下のような感じである。 キャンセルなく計画どおりのご利用者が大半で、そうい…

訪問介護、臨時の訪問時間の勘違い

昼飯を食べていたら、携帯が鳴った。ケアマネからだ。「今日、◯◯さんショートから帰って、今待ってるよ。」「え!14:00でないの?」「今日は11:00だよ」私はパスタを半分残して店を飛び出した。 もしご利用者がこの寒さの中、外で待っていたら大変だ。ショー…

訪問介護 臨時会議

昨日は17:30から始まった会議が19:00頃までかかり、さすがに疲労度は極限である。しかも、会議後、もう一件訪問が残っている。 会議は、社内の会議でなく、ご利用者に関する問題点と対策。神経系疾患のため、在宅ご希望で、訪問看護、リハビリ、訪問介護、往…

訪問介護 更新時会議

少し遠方まで会議だけのために出かけた。当事業所を始めて間もなく、遠方の全く知らないケアマネージャーから通院介助の依頼が来た。交通事故で骨折後、退院する際のお迎えでサービスが始まったが、その後10年近く通院介助を続けている。もう80半ば過ぎの女…

訪問介護ヘルパーの採用

小規模な事業所ではヘルパーに辞められると他の人で簡単に埋められるものではない。ヘルパーが急に休んだ時でさえ胃が痛くなるのに辞められた時のストレスはこれまた大きい。先ずはヘルパー採用に動く。当初は新聞の折込広告を使っていた。日曜日に折込まれ…