訪問介護 大手企業の進出

10年も訪問介護事業をやっていると、周辺の事業者も随分変わる。開設要件を充足していれば開業はそれほど難しいものではないが、

事業者の規模はピンからキリまである。

ところが、初めて介護を希望する人は、どこの事業所が良いのか、皆目分からない。ケアマネの事業所も、市が一覧表を見せてくれるだけで、選択権は利用者にあるものの、どこを選んだら良いかわからない。

介護事業所は皆、それらしい名前をつけていて、背後にある法人とは異なるケースも多い。しかし、ご利用者からは大手企業の傘下なのか独自の事業所なのかは皆目分からない。ご利用者もケアマネも気にする人はほとんどいない。だからこそ我々小規模事業所は

デメリットを感じることはない。


最近は大手保険会社で介護事業に本格的に進出して、テレビでも宣伝しているが、現場の事業所は、普通の事業所と大差ない。ただし、新入社員が入社を希望するとしたら、大手の名前がついているところになるのだろうか。


何れにしてもどこでも人手が足りないわけであり、引き受けてくれる事業所であればどこでも良いという情勢になりつつある。