訪問介護におけるストレス(管理者として)

介護の仕事はストレスが多いと言われている。しかし現場の介護者と管理者ではその内容も違う。一方施設での介護に比べて訪問介護はストレスは少ない方だと思う。もっとも管理者と言っても実態は介護者も兼ねているから、適切な区分けとしては、「管理者としての仕事におけるストレス」ということになろうか。 これに尽きるというのがヘルパーとの関係だ。同業者と話しても皆これに悩む。 昨日の出来事から。ケアマネからの依頼で1月からあるご利用者への訪問枠が増えた。19:00-20:00の一時間の話だが、独居でほぼ寝たきり女性のトイレ介助、就寝介助を行うがそれほど大変な仕事ではない。しかし時間がかかるということで、他社のヘルパーがギブアップした。今まで訪問していたヘルパー2人に追加依頼したところ1人は快く受けてくれた。もう1人は最初消極的であったが最後はオーケーとなった。早速ケアマネやご家族に訪問可を連絡。 ところが昨日になって後者のヘルパーが行けないと言ってきた。曜日をもう1人のヘルパー枠と勘違いしたらしい。関係先に回答後にこうなると胃が痛くなるほどストレスだ。全てメールでやりとりするから、言った言わないの記録が残るのは良いが、やはり認識違いが生じる。そのヘルパーは金曜日に行くことになっていて初日は1/11だ。他のヘルパーはそれぞれ訪問先があり、お子様が小さいヘルパーは夜はダメだ。こういう時は私自ら出向くのだが、1/11だけは元の会社の上司を囲む懇親会のため困った!1/10の13:00までに再考して最終回答ほしいとメールした。さてどうなることか。 訪問介護を始める時、アドバイスを受けたのだが「頭を下げる先」は第1は、ケアマネジャー、仕事をくれるから。第2は、ご利用者、お客様だから。第3はヘルパー、人材不足の中働いてくれるから。ところが、昨今の事情はだいぶ違う。人手不足から各事業者が抱えるヘルパーに限界があり、ケアマネからの依頼に応えられない。引き受けてくれる事業者が見つからないとケアマネも困る。そんな状況だからケアマネへのいわゆる営業活動というのが薄れてきた。それより事業者はヘルパーに辞められたら困るのでヘルパーに頭を下げる。お金(賃金)のことを露骨に言うヘルパーもいる。仕事がよく出来るヘルパーほどそういう傾向にある。 ところで1/10の12:30にヘルパーから連絡が入り、1/11含め訪問する意思を表明してくれた。ホッとした^_^しかし彼女が私から聞いたという金額が私が実際提示した金額より高く、これだけは譲れないので、本件に関する過去のメールをすべて送り納得してもらうことにした。