訪問介護巡回中の交通違反

え〜⁉︎またか!運転中に警察官に呼び止められた。ついこの間、免停講習受けて全て振り出しに戻り、「もう絶対に違反はしない」とハンドル前に張り紙やらして自分で誓ったばかりだ。 


1年300日として毎日車で移動していると、どうしても事故、違反の確率は上がる。事故の話は別に書くとして取り敢えず、誰もが悔しいと思うのが交通違反だ。自分が明らかに(多分)悪いのであろうが、当然の誤りを当然に指摘された時の不本意さというのは何とも言い難い気分にさせられる。 

狭い範囲を移動しており、どこが危険でどこで取締をしているとか大体知ってるはずであるが、そういうポイントを全て知り尽くしているわけでないから同じような違反を繰り返す。 走行中の携帯使用、一時停止(停止線上での完全なる停止)、シートベルトを着用しながらの発進、走行車線誤り、いろいろ軽微なものは一通り経験した。


10年前に二種免許を取った時一通り基礎から復習したつもりだが実践は異なる。点数が増えて嬉しいのはポイントカードだけで、こちらのポイントが貯まると免停で講習会行きとなる。仕事にも大いに差し障る。 


大体は素直に切符を切られてその場を離れるが、一度だけ切符のサインを拒否したことがある。運転中に携帯をハンドル前のホルダーから左ポケットに入れるところをどこから見ていたのか警察官が発見し、数百メートル先に待機している別の警察官に止められた。


見ていた警察官は私が携帯を注視し左手で操作していたと指摘した。  


交番で議論すること2時間。議論を音声録音した。携帯といってもスマホだが、スマホを利き手でない左手で操作するのは不可能と主張した。 結局切符でなく調書作成に切り替えてもらった。警察官数人に囲まれ、調書作成の場合検察庁から呼び出しがかかるけど出頭するか、と問われたので、呼び出し状を見て必要と判断すれば出頭するし、不要と判断すれば行かない、と応えた。 


最後に調書にサインするよう求められたので、サインするからには調書を見せて欲しいと要求したところ、警察官は、これは録取である、録取を知っているか?録取とは読み聞かせればよいので、見せられないと。(録取は記録することで、読み聞かせで済ませるという趣旨ではないはず。)

早口で読まれただけではサインするだけの判断ができない。 本署に確認してくれと依頼たら確認してくれ、結局見せてくれた。読んでみると、こちらが左手で携帯を操作していたという主要な指摘と反論が抜け落ちていた。私は追加記載を要求。また本署に確認してからと言われ、結局追加してもらいサインした。

 後日、念のため証拠資料も兼ねて本署宛に交番で拒否された手続きを本署で許可してくれた礼の手紙を書いておいた。事実確認の証拠にもなるであろう。

1年以上経過したが検察庁からの呼び出しはない。罰金は免れたが行政処分としての点数は加算された。確かにそういう法令になっている。 こちらは罰金よりも点数が問題なのだから反論しても大した意味はないことがわかった。


以降、交通違反を指摘されたら、不本意でも反論などせず無条件にサインしサッサとその場を離れる事にした。時間とエネルギーの無駄である。 


今回の違反は、どういうものかというと、1年ぶりくらいに通った交差点が半年くらい前から右折禁止になっていたということだ。後から確認したら確かに標識はあった。やや広い都道府県道のため、通常右折禁止の標識は信号機の高さにあるとの頭があった。それが、道路左の路上に目立たない高さで立っていたので全く気づかなかった。加えて運悪いことに、対向車線が渋滞しており、交差点付近の対向車が、親切心からパッシングした。私は急いで右折したところで御用。それにしても右折禁止の標識の位置が気になり、道路交通法道路法、標識設置基準まで調べた結果、反論の余地なしと判ったので、本件は一切忘れることにした。仕事で車を使う以上、完全なる注意義務を尽くす以外手はない。